サイト開設してから七年経過しました。
妻の手術の日(2011/5/27)からほぼ七年経過、という事になります。
舌がんは肺などに転移しやすいと言いますが、妻がここまで無事に再発/転移もせず生きて来れたのは 大変ありがたい事です。
現状の妻の様子をまとめます。
妻のスペック
- 妻:40うん歳 女性 既婚 関東在住 子供なし ペットあり(おかめいんこ♀1歳)(ミニチュアダックス♂4歳)
- 持病
- 2011年 舌がん (ステージⅣ 亜全摘)
- 2015年 中咽頭がん (切除済み)
- 2016年 中咽頭がんの再発 (切除済み)
- 2018年 突然の意識障害からの、高次脳機能障害 (記憶障害)
- 趣味:貿易を行うネトゲを少々(ソロ専門)*1、アニメ*2、発酵食品
- 好物:しゃけ、とろろ、ナチュラルチーズ、パン類
- 食べられないもの:(再建舌のため)
ごはん類(舌に張り付く)
豆類(飲み込む前にどこかに行ってしまう)
固いもの(咀嚼できない)
フライ類(喉にあたる)
チョコ類(再建舌は温度が低いので溶けない) - 特技:聴覚、嗅覚が鋭い。視力0.1だが眼鏡なしで生活
- 髪型:ツインテールを好む
- 職業:いまは無職。
過去の職歴:ネットワークSE(SLB,ルーター。CCNA)
⇒ 会計ソフトインストラクター
⇒ DBプログラマー
⇒ チーズ屋さんの専属Webデザイナー
妻の舌がん、中咽頭がん
-
- 舌がんの症状:IV期(TNM:T4N1M0 ICD:C02)の扁平上皮癌
- 治療内容:
手術(舌左側中心に、舌亜全摘+頚部廓清/遊離腹直筋皮弁で再建)
放射線、化学治療は行わず(妻の病状だと生存率変わらない為) - 退院後の治療:
月数回の発音&嚥下リハビリ
月一回の検診
三ヶ月に一回の検査
⇒ 四年目の2015/4に、別の場所(中咽頭)にがんを再発見。入院し切除
⇒ 五年目の2016/10に、二回目と同じ場所にがんを発見。入院し切除 (いまここ) - 後遺症:舌摘出に伴うもの
嚥下障害(喉に食物を送れないので上を向いて飲み込み)*3
構音障害(舌を使うサ行、タ行がうまく発音できない)
味覚障害はほぼ発生していないが、辛いものはしみるので以前ほど食べられない
舌がんの手術まで
発症~入院、手術までわずか二ヶ月。
ただし、お医者さんによれば、ここまでの大きさになるのは数年かかる……との事であります。
2011/03 中旬 | 発症 のどの奥が痛みはじめる。「親知らず?」 |
2011/03 下旬 | 固いものを噛めないくらい痛くなってくる。「口内炎?」 |
2011/04 上旬 | 歯科で親知らずの治療するも、痛みは減らず |
2011/04 中旬 | がん特有の口臭出てくる。 歯科に大学病院*4を紹介してもらう |
2011/04 下旬 | 大学病院でCT撮る。喉のがんの恐れありと。 痛み止めがないと辛い |
2011/05 上旬 | 5/02大学病院でMRI。進行中の悪性舌がん(舌癌頚部転移)と診断。 ここでは治療不可につき国立がんセンター*5を紹介してもらう 痛み止めなしでは眠れず |
2011/05 中旬 | 国立がんセンターで検査 舌から出血 5/20 入院 |
2011/05 下旬 | 舌がんのIV期と診断。 5/27 手術 舌の亜全摘/リンパ廓清 |
手術後の経過
最初は、「このまま一生こうだったら大変……」という感じでしたが、気がついたらずいぶんと回復していました。
2011/06 上旬 | 一週間首動かせず&会話できず。その後声出せるように |
2011/06 中旬 | 水やゼリーを少し飲めるように。 |
2011/06 下旬 | 生検の結果、断端陰性*6、リンパ転移は左側に一カ所のみだったとの事 今後の治療方針策定。 6/28 退院⇒実家へ |
退院後の経過
「抗がん剤等は使わず、体力を回復させ、自分の免疫力でがんの再発を防ぐ」という、主治医の治療方針に基づき、基本的に実家で療養し、週に一回帰宅しています。
月に一回程度の頻度で、一週間ずっと帰宅している事もあります。
妻の高次脳機能障害(記憶障害)
- 2018/8/3にいきなり倒れる
- 呼吸が三時間ほどできず、気管挿管もできないため、緊急気道切開を行う
- 後遺症で海馬が少し壊死 → 高次脳機能障害へ
- ただし、脳梗塞など指定された疾病でこの状態になったのではないため、介護保険は受けられず
妻からひと言
また手術かぁーーー。口をますますあけづらくなるのか心配だよ。(2015/5)
との事であります。
では、今後とも、よろしくお願いします~!!