2011/6/15(水) 嚥下練習

闘病記

 

手術からもうすぐ三週間になります。
妻のほおの腫れは一定まで収まった後、少しふくらんだ状態が長く続きましたが、その後また減り始め、今ではあまり目立たないようになりました。
術後一週間で、気管切開の弁が常時閉鎖型に変更され、声が出るようになりました。最初の週は、舌がほとんど動かせないので「あうい。(あつい)」「うぉうぉふぁふぁいふぁ(のど乾いた)」という発音でしたが、週を経る毎にわかりやすい発音になってきました。
懸念されていた発音ですが、「ら行」については問題なく聞こえます。「さ行」がやや聞き取りづらく、「た行」は「は行」に聞こえる、といった感じですが、これは根気よく練習していくしかないです。むしろ舌全摘出後 三週間でここまで会話できるのは器用、と言えるかもしれません。もともと通りやすい声質という事もあるでしょう。
会話する事がリハビリとなるので、できるだけ病院に行って、妻と話をしようと思っています。

がんつま!006「リハビリ中」

少しずつ嚥下練習が始まりました。
まだまだ動かすと痛いようです。
もっとも 痛みについては、1時間しか効かない痛み止めの薬を6時間おきでないと投与してもらえないので、基本的に動かさなくても常時痛い状態である、とも言っていました。
「薬を1/6にして、1時間おきに投与してもらえませんか。」と聞いた所、ダメと言われたそうです。一日あたりの分量の問題ではないということでしょう。

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嚥下練習は、今後の日常生活に直結しているため、うまくできなくて しょんぼり する気持ちも理解できるのですが、あせってもしょうがない ので「今日は、少しよく出来た。」「今日はあまりできなかったが、まいっか。明日またやってみよう」等というように、肩の力を抜いてゆっくりやっていってほしい所です。

コメント

  1. ひでき より:

    ”ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ、いつつ、むっつ、ななつ、やっつ”の八音塊を、繰り返し発声練習してみてください。
    一分間に48のテンポでリズミカルに行ってください。
    10秒で、八音を発声すると、一分で48になります。
    目安が50です。厳密ではありません。
    心拍を70として、-20といったところです。
    二人三脚のテンポを70+20=90とみています。
    リハビリは癒し系のため、ゆっくりしたリズムで行ってみてください。
    舌咽神経と舌下神経のそばに毛細血管や嚥下関連筋を制御している迷走神経があり、迷走神経に存分に動いてもらうためにも癒しのテンポは大切と思います。
    ”なな”発声には巻き舌が必要で、食塊形成に重要です。”やっ”では舌奥を(舌根)前方に動かして咽頭部の空間を広げ、飲み込みやすくする動きと似ています。
    ”と””た”発声は舌先を前歯に強く当てて豆腐やチョコレートを溶かしたりするのに必要です。
    お手玉数え歌は捕食・咀嚼・嚥下を擬似トレーニングするのに役立っているように思います。NHK紅白歌合戦でも、中井さんと仲間さんが、司会して、かごの中の玉をかぞえていました。

    • fira より:

      ひできさん
      コメントありがとうございます^^

      妻はこの舌がんの手術により 舌を80%以上 亜全摘しているので、巻き舌等は全くできず、舌根の移動等も ほぼできないのですが、イメージトレーニングは大切と思うので がんばってみます^^