2011/5/12(木) 吐血した妻

 朝、妻が血のたまったコップを持って起こしに来たので仰天しました。病院からもらった痛み止め入りのうがい薬でうがいしていたら、出血したとの事。
 厳密には、吐血といっても消化器からの出血ではなく「患部である舌の付け根から出血」という事のようでしたが。。。

 日頃自分の痛みに対し驚くほど無頓着(?)な妻も、これにはショックだったようで、「さーくん(私)、救急車呼んでくれる?」と弱気になっています。明け方だし、サイレン鳴らさずに来て下さいというのは果たして可能だろうか、と思いながら、生まれて初めて119番にかけました。しかし、コールが3回鳴ったあたりで「病院の時間外窓口でもいいかも。」と妻が言うので、一旦電話を切り、iPhoneで市川病院の電話番号を調べ、そこの時間外診療窓口に電話入れました。
 窓口の人に、以前ここに受診していた事を話すと、保険証と受診証を持って来て下さい、何分くらいで来られますか、と言われました。30分程度、と伝え電話を切ります。
 その後、妻に出かけようという話をしましたが、まだ出血が収まらず、血を吐いている状態。とりあえず、うちから50m位離れた所に借りている駐車場に行き、車を持ってくる事にしました。うちに戻ると丁度妻が支度終えて出てきたので、そのまま車で病院に向かいます。妻を極力揺らさないように、30km位で運転していましたが、朝という事と、裏道的な道路を使ったおかげで、10分位で病院に着けました。幸い、出血は病院に着く頃にはほとんど収まりましたが、結局 マグカップに半分弱くらいの血を出していました。

診療

 受付で手続きした後、15分位待たされます。ちょうど急患の人がたんかで運ばれていった所だったので、致し方ない所。それから看護婦さんが体温計を妻に渡して、また10分くらい放置。その後血圧を測って、それからサチュレーション測定。しかし機器に反応なし。一瞬あせりましたが、単に電池切れだったようです。「室内の機器で計り直しましょう。」と言って戻っていく看護婦さん。妻に「君が宇宙人だと ばれるところだったね」と言うと、妻が少し笑ってくれました。

 夜勤ぽい若いお医者さんがいる部屋に通され、診療受けました。そのお医者さんは、「いま血が止まっていますが、また血が出るかもしれないので、一旦 固まっている血をはがして、圧迫止血しなおそうと思います。」と言うので、そんな事して大丈夫なの? 痛いんじゃないの? と思っていましたが、次に出てきた少し年配のお医者さんがもう一回診療し、「自然に止まっているので、これくらいなら、問題ありません。また出血するようなら、いま通っているがんセンターに連絡して、診てもらうようにして下さい。」と言ってくれました。
 妻も、この頃には落ち着いていたので、そのまま帰宅しました。

その後

 この日は、会社は在宅勤務にしてもらい、一日様子を見る事にしました。幸い、昼間の妻は すやすやと寝息を立てて数時間位眠ってくれていました。「今月はこんなに眠れたのははじめて。」と言っていました。
 しかしながら、治療は特に何もしていないので、このままだと弱る一方である事には間違いありません。次に何かあったら、がんセンターに電話して何とかしてもらおうと思いました。

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