前回の更新から一ヶ月以上経過しました。
妻は体力的にはだいたい回復したのですが、記憶障害のリハビリのため、10月はじめに回復期リハビリテーション病院に転院しました。
2018/10/19(金) つま144「おつむパ」
入院6週目〜7週目 9/10(日)〜23(日)
・大阪出張のお土産のバームクーヘン、「食べきらないだろうからぼくが食べてあげるよ」と言うと「ほんとー? 好物のくせに」という表情されました。昔のことはやはり色々覚えてくれているようです。
・妻のいままでの生活の写真を9冊のアルバムにまとめました。1000枚以上印刷したのでは。妻も昔のことは覚えているので、懐かしく振り返ってくれたようです
・9/20(水)は結婚記念日だったので、水晶のまがたまと、花をプレゼントしました。喜んでもらえ良かったです。
・妻の体調はどんどんよくなり、歩いてひょこひょこ移動できるようになりました。食べ物も自宅暮らしの時より食べているのでちょっとふっくらしてきた気がします。
・今後のリハビリの相談。
この病院では一日30分くらいしか見られないので、回復期リハビリテーション病院で集中的にリハビリしたほうがよい、とのこと。しかし、10個近く探したのですが、喉の呼吸器があいていると大変ななので受け入れしません、とのこと。
なんなんだ一体……
というわけで、喉の呼吸器を取ることになりました。
喉の呼吸器を取る前提で、回復期リハビリ病院で妻を受け入れられるところを再度探したのですが、1病院しか受け入れ先なし。
そこの病院は、妻が 常在菌の1つに感染しているので差額ベッド料金もらいます、それが受け入れ条件である、とのことでありました。
差額ベッドについての厚生省の通達の話等しても「うちは慈善事業じゃないんで。。。なら来なくていいですよ。お断りします」と言われてしまいました。
厚生局に相談しても「通達は強制じゃないんで、その病院が払えというなら払うしかないですねぇ」とのこと。
「これ、誰に相談すればいいんですか?」
「いやー、その窓口、うちなんですよねぇー」
というわけで、腹をくくって預金崩し、一日○万円の差額ベッドを数ヶ月払うことになりました。
世の中に増えている「差額ベッド代は本人が希望しないならば払わなくてよい」というホームページ群の情報はあてになりませんでした。今は過渡期であるのかもしれないですが。
入院8〜9週目 9/24(月)〜10/7(日)
・妻の誕生日祝い。病院の中でしたが、ボードゲームと、Nintendo3DSの鬼トレをプレゼントしました。
・喉のカテーテルを抜いたので、常時話ができるようになりました。
・妻に転院の説明。差額ベッドの話をすると「そんなとこ行かなくてもいいよ! 自宅でトレーニングするよ」と言ってくれます。
しかし言った事自体を次の日には忘れてしまうので、やはりこの時期リハビリを集中的に行い、結果として少しでもQOLをあげようと思いました。
・10月に入り、浦安の病院から、回復期リハビリ病院に転院しました。発症後2ヶ月以内でないと転院できない決まりらしいのですが、その2ヶ月目ぎりぎりにやっと転院できました。(この2ヶ月の縛り、なんなんだ……)
・さすが差額の部屋、広さはいままでの病院の2倍、内装もきれいです。「ここ、天皇かだれか入るような部屋じゃないの?」と妻。いや、さすがに天皇陛下だったらもっとすごい部屋でSPもたくさんいるでしょう。
天然な妻が可愛らしいです。
・入院時にリハビリの計画を立てます。また、妻の舌癌による飲み込みの工夫についても話をしました。
妻がそもそも意識を失った原因が不明なので、そこが要注意ですね、、という話をします。
あと、例の常在菌が、ここに入院されている年配の患者さんたちに移らないように、部屋の中では防護服を着ることになりました。MRSAとかとは違い普通にそのへんにいる菌なのですが、、、
・この頃になると、妻は2時間前のことでも、30%くらいは覚えているようになりました。思い出す力が向上してくれて嬉しいです。もう少しすると「おつむパ」(妻の造語。おつむがパーという意味)も脱却できるのでは……
入院10〜11週目 10/8(月)〜19(金)
・毎日3時間近くリハビリする妻。OT、ST、PTの人が、色々なメニューでリハビリをしてくれます。簡単な作業でも意味があるのでしょう。PTの人は何かとスクワットさせる気もしましたが……
・食べ物が毎日おかゆとそぼろ。妻は普通にもう差し入れとかぱくぱく食べているのですが……
飲み込みの検査をした後で普通の食事にする、と言われましたが、検査の後もあまり変わらず。
仕方ないので、ふりかけ「御飯の友」と、はちみつを持っていきました。「御飯の友」は熊本でつくっているふりかけで、めちゃ美味しいです。そういえば関東ではみませんね。
・週末、近所の飲み屋さん主催のバーベキューがあったので、ちょっと断りをいれ、焼いた肉をちょっと一部持ち帰り、妻にあげました。着いた頃には常温になってましたが、おいしいおいしいと喜んで食べてくれたようです。
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