2018/12/12(水) 妻の帰還

妻との日常

前回の更新からさらに一ヶ月以上経過しました。
回復期リハビリテーション病院は無事退院し、現在の妻は 自宅と実家を行ったり来たりの日々です。
今後の妻の回復はとてもゆっくり進んでいくことが予想されるので、病気の話が主体のこのページでの更新は一旦終わり、「八幡の空の下」で引き続き更新を行っていく予定です。

2018/12/12(水) つま145「妻の帰還」

入院12〜14週目 10/20(土)〜11/6(火)

・妻、一時外出許可をもらえました。近所の友人夫妻と、本八幡の「シェ・スギノ」で軽くお祝いしました。夕方、病院に戻りました

・翌日、妻に聞いてみたら、昨日の外出のことを何も覚えていませんでした。(汗) まあゆっくりやっていこう……

・妻の食事、刻み食が中途半端に細かいため逆に消化に悪い(舌がなくて噛めないため)、という点を何度も訴えたのですが、全然改善しないので、とうとう病室に普通に食べられるものを持ち込むという強硬手段に出ました。一応禁止されている生魚などは持ち込まないよう、ルールの範囲でやっていました。

・妻を元気づけようとして、のんあるのビール等持ち込んでいましたが、看護婦さんに見つかり怒られてしまいました。すみません。

・最終的には、妻の病状について説明するパワーポイント資料を作成し、それを病院のお医者さんの先生と、STさんに説明し、食事を改善してもらえることになりました。

・翌週の週末は、妻に一時帰宅許可が出ました。泊まりOKという感じです。
 わーいわーい、ということで、夜に行きつけの居酒屋さんで乾杯しました。

10/30(月)、妻の病状のチェックポイント会議
 お医者さん、ST/OT/PTさん、ソーシャルワーカーを交えて話をする場です。
 自分としては、まだまだ妻の入院は長引くのかと思っていましたが、介護士の方々曰く、もうこれ以上やれることはない、とのこと。
 なので、来週退院することになりました。妻的には大喜び。

・さらに週末、妻 再び一時帰宅。もう次は退院なので、色々荷物持っての帰宅です。

・ガイスターというボードゲームを買ってきて妻とプレイ。なんと初めてやる妻に二連敗してしまいました。(汗)

・かくして11/6(火)、妻 無事退院しました。

発症14〜17週目 11/7(水)〜11/30(金)

・退院後は、妻は実家に戻ってしまったので、基本週末しか会えなくなりました。いままでは基本毎日会えてはいたので、ちょっとさみしいです。

・ちょうど、洗濯機が調子悪くなっていたので、週末に妻と洗濯機の買い替えをしました。妻はかねてからドラム式ではなく縦型を所望していたので、縦型に買い替えです。若干スリムになったので、洗面所のスペースがあきました。

・あと、ビルトインの電子レンジが使いづらいと言われていたので、ちょっと小さめの電子レンジを新たに買うことにしました。妻的にはあまりでかくないのがよいとのことで、バルミューダの電子レンジにしました。レンジつけるだけで「じゃかじゃーん」と音楽が鳴るので楽しいです。

・映画「カメラを止めるな」を二人で一緒に視聴しました。映画の長さ分、あらすじをおぼえていられるのか心配でしたが、全編通して楽しく視聴できたようです。記憶が少し長く保持できるようになったのかもしれません。

・翌週はさらに、会社の先輩が主催している小劇団のお芝居「オーパーツの女Rebirth」を観劇しました。お芝居は役を覚えないとついていけないのではないかと少しばかり心配しましたが、楽しく観劇できたようです。ただ、前座のダンスを踊っていた人が、本編の女主人公だよと伝えたら「え、うそー!」と驚いていました。相変わらず顔を覚えるのは苦手なようです。確かに服も多少違いましたが……

発症18〜19週目 12/1(土)〜12(水)

・仕事が一段落したので、一週間程度、会社から看護休暇を頂き、妻と一緒に過ごすことになりました。

・妻がいままで行けていなかった、歯医者さんや、がん研究センターの主治医さん達を一通りまわっていきました。妻は「怒られるんじゃないか」と危惧していたようですが、みなさん「よく生きて再び会えましたね」「車椅子だとばかり思っていましたが、自力で歩けるのですね」と喜んでくださいました。

・ちょうどタイミングがあったので、鹿児島に帰省することにしました。妻もついてきてくれました。(様子については漫画に描いた通り)

・なお、空港では、妻、搭乗券と かばんをそれぞれなくし、小さわぎになりました。自分ももっと気をつけるべきでした。
 搭乗券はかばんの中に入れたことを忘れただけでしたが、かばんについてはトイレに忘れてきていました。親切な人が届けてくれました。どうもありがとうございます。

・その前後の話は、もうすっかり忘れてしまった妻ですが、鹿児島に帰ってうちの父と会った話については、数日経過したいまも覚えていてくれるようです。


このつづきの話は「八幡の空の下」にて。
今後、また妻が病状悪くなったらこちらのページの更新を再開します。

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