妻が手術して、昨日でちょうど一年が経過しました。
去年の嵐のような日々とはまったく違う 穏やかな日々です。
かんつま!075 「インカ帝国展」
国立科学博物館で6月までやっている、インカ帝国展 を観てきました。
妻の心のふるさと(?)、マチュピチュ「発見」100年記念というキャッチフレーズ。これは、行くしかありません。
まあ オルメカは中南米なわけですが……
なんかインカのイメージが 空想上で膨らみまくりですね。
ペルーの人もびっくりかも?
簡単な感想
今回のインカ帝国展は、二十年前くらいから国立科学博物館で シカンとかナスカとかマヤ・アステカとかやってきた、アメリカ大陸古代文明研究の集大成的な内容で、インカについて知らない人も、知っている人も楽しめるよい内容でした。
ただし人がとても多い! 私たちは 14:30頃に入場しましたが、最初の一時間では2mくらいしか進めませんでした。なぜかその後は割とさくさく進むようになりましたが、第一会場だけで閉館時間になってしまい、第二会場のキープ体験等はできず。残念…
音声ガイドは500円もしたので聞きませんでしたが、最初並んでる間が暇すぎるので、音声ガイド装置をもらったほうがよいかもしれません。
金曜夜は空いているらしいですが、土日の週末に行く人は、朝から行くことをおすすめします。
インカ帝国滅亡って 日本史的には まだ織田信長が誕生した少し前位の出来事です。鉄砲伝来の10年前か。日本では戦国たけなわな時期ですが、世界史的にも激動の16世紀だったのですね。
個人的には、アルバロ(壺)、ケロ(コップ)の模様が面白かったです~。
ミイラについては、本物なので当然ですが、リアルすぎてちょっと怖い感じでありました。
眼球が残っていたり……夢に出てきそうです。
自分が小学生だったらここは全力ダッシュでスルー間違いなしの怖さでありました。(妻に笑われそうですが……)
あとは、動画でペルーの祭りをもう少し見たかったかな?
今回の元ねた
今回は少し趣味に走りすぎてしまったので 元ネタの説明をば。(恥ずかしいです……)
ビスカ・スーユ(五の国)、ワランカ・アルパ(千の鳥)
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Aclla(アクリャ) という漫画からでした。タワンティン・スーユならぬ、ビスカ・スーユとエストレージャという二つの国が舞台です。ワランカ・アルパというのは主人公の属する飛行(!)部隊。
インカ+スペイン風味ファンタジーという作風で、私も妻も中々好きでしたが、多くの謎を残したまま さくっと終わってしまいました。
アニメ化してくれないかな~無理かな~
すごく苦いジャガイモ
アンデス高地の特産品で、ジャガイモの原種。「すごく苦い」というか、要するに 毒入りジャガイモ なので、そのままでは食べられません。アンデスの人たちは、これを、独特の製法で「チューニョ」という保存食に作り替えます。
妻「すごく苦いって……そのまますぎるよねえ」
ちなみに「インカのめざめ」というジャガイモがありますが、あれは逆に、甘い原産種を改良したジャガイモだそうです。
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ケロ
ケロというのは、アンデス地方の、縁の広がった木製のコップなのでケロ。金属製のものはアキリャというらしいでケロ。発音が可愛いでケロ。
類似品:アリバロ(壺)
もう十数年も「人間になりたいのニャ」とか何とか言ってるどこかのネコ(?)の友人のカエルとは違うのでケロ!
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ケロは、必ず二個一組なんだそうでケロ。二個一組というのはインカ文明の根底に流れる重要な考え方なんだそうでケロ。
二つのものが一緒になることで完成される……なんだか似たようなものがどこかにあったような気がするケロ。
黄金のコンドル
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黄金のコンドル。
1982年に放映されていたNHKアニメ「太陽の子エステバン」に出てくる飛行型乗り物のイメージでしたが、「アンデス少年ペペロの冒険」や、ゲーム「風来のシレン」を思い出す人もいるかもしれません。
(ムーの白鯨は、コンドル出てきたけど、黄金ではなかったな。)
妻は小学生の頃、太陽の子エステバンの大ファン、というか 登場人物の少女 シアの大ファンだったとの事。
マチュピチュの女官 云々 の妄想 もそこから来ていたのか……
オルメクヘッド
これは、もともとはオルメカ文明の巨大人頭石ですが オルメクヘッドと言うと、カルドセプトというゲームに出てくる ST0/MHP30の あの石 の事を思い出します。*1
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オルメク様は、初代カルドでは周回回復しましたが、DS版ではしなくなり、パイロの登場も相まって すっかり弱体化してしまいました。
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カルドセプト 次回作が6/28発売予定。楽しみ!
でも次回作は セカンドベースなので オルメク様はきっと出てきません……(涙)
妻からひと言
なんか、人がすごく多くて疲れた……
最後の映画にたどり着くまでの二時間半の間 展示を見ながらずっと立って歩いてたよ~。
でも、3Dで見るマチュピチュは中々だったね。え、これでもう、マチュピチュに行かなくてもいいだろうって?
本当のマチュピチュは、あんなもんじゃないよ~。
いつか連れて行ってね!
との事であります。
ではでは!
*1:オルメクヘッドは エステバンにも出てきますが 作中の表現は「オルメカの巨大兵器」です。
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