2019/3/15(金) むすめ認定

闘病記

年明けしばらくは平穏な日々だったのですが、2019年2月にまた中咽頭がんが再発。

中咽頭がんとしては3回目です。

3月中旬に、手術で取ることになりました。

漫画は、入院の時の話です。

2019/3/15(金) つま146「むすめ認定」

  • ヘアドネーションのときの話はこちら
#150 ヘアドネーション
ヘアドネーション、つまり、髪を寄付した話です。ちなみに40cm以上切りました髪を切ったお店: アンジェリーク@本八幡ここのオーナーさんとは15年来のお付き合いです。医療用かつらの記事で、NHKで紹介されたこともありました。この場所に移転する

入院~手術 3/14(木)〜15(金)

手術前日

・二月の診断・生検で、がんのため入院となったのですが、CTで転移がないか調べていた関係で、入院が三月中旬となりました。

・入院は無事できたのですが、その際 差額ベッド代の件で少しもめました。
 以下長文。時間ない方は飛ばしていただいてよいです

差額ベッド代の件

 いままでは妻は基本 自宅にいて入院手続きを自力で行っていたのですが、今回は 昨年の低酸素脳症の影響で平日は実家で過ごしているため、妻の実家のほうである程度入院手続きを行っていました。その際、病室の希望という欄があり、無料の病室は一種類しかないにも関わらず、第三希望まで記入するようになっており、妻の実家のほうで第二希望まで記載していた関係で、入院の時に差額ベッド代の同意書のところでちょっともめることになりました。

(ちなみに、大部屋の窓際が+3000円ということになっており、それが第二希望ということになっていました。個室希望ではありません)

 看護師長さんだけではなく、病院の事務長の方まで出てきて、会議室に呼ばれました。

 その場で、で「書類に〇をしたのは病棟都合で別の場所になってもよいという趣旨で記載したので、差額ベッド代に同意したということではない。病棟都合の場合は病院は請求できないはず。厚生省の通達でもそうなっているし厚生局にもそれは去年電話で確認した」旨を伝えましたが、「しかしこの〇欄の希望を元に予定を立てておりますのでね、、、」と、病院の事務方は、なんとしてもお金をとる姿勢です。

 結局、看護師長さんの方で、お部屋をやりくりして、大部屋の患者さんを一人どかしたことにより、大部屋があいたので無料でよいですということになりました。(病院側は、その移動した患者さんに請求することにしたのかもしれません。だとしたらその患者さんごめんなさい)

 「こういうことは何回もできませんので……」と看護師長さん。なんか土壇場でごねて値切るクレーマーと思われているようで不本意です。

「病棟都合での差額ベッド代は請求できないとなっているのに、請求するのがよくないんじゃないですか?」と伝えると、「それはもう、すべて分かっています。」とのこと。

良心的に解釈すると、上からの「差額ベッド代に同意してもらえ」という圧力を現場で吸収せざるを得ないということなのかもしれません。

数年前までは、大部屋の窓際だからといって特にお金取られたりはなかったんですがね……

ま、前にいたリハビリ病院のソーシャルワーカーみたいに「うちは慈善事業じゃないんで。差額ベッド代払わないなら入院していただかなくて結構。」と言われないだけ良心的です。

しかし、国立がん研究センター、仮にも国立の病院のはずなのにこんなに経営苦しいのか……

去年から差額ベッド代ではひどい目にあってばかり。厚生局もっと仕事してください


・昼前の入院だったので、すぐにごはんが出てきました。タンメンを頂く妻。めんは食べるのがすこし大変だそうで、半分残しました。夜はおかゆにしていただくことになりました

・そのあと、入れ代わり立ち代わり夕方まで、薬剤師の人や、手術室の看護婦さんや、病棟の看護婦さんが手続きにきたり、お医者さんの手術事前説明や、歯科の事前確認で診察受けたりしていました。漫画はこのあたりの話です

・夕方、我々は撤収。夜、妻が記憶をまたなくして、「ここはどこ?」とならないか心配だったのですが、少なくとも就寝まではうまくいったようです。

・しかし、翌朝、やはり「ここはどこだっけ」となったようで、病院内の廊下をうろうろ徘徊していたところ、看護婦さんが「どうなさいましたかー? お部屋にもどりましょうねー」と連れて帰って下さった様子。ありがとうございます。


手術当日

・翌朝病室にいってみると、妻のお母さんが、妻の爪を切ってくれていました。点滴をされる妻。

・今回はあさいちの手術だったので、ほどなく手術室に移動になりました。自力であるいていく妻。手術室は新築したようでとてもきれいな建物の中にありました。

・手術自体は、部分麻酔で気管の気道を確保した後、全身麻酔という二段階でしたが、一時間ちょっとで終わりました。お医者さんいわく「口が開かないかと思っていたが、予想に反して開口器で三センチあいてくれた。おかげで助かった」とのことでした。
年末時点では二センチしかあかなかったのですが、かかりつけの歯科医の先生が毎回一時間くらいかけてゆっくり口を開くようにしてくださっていたので、そのおかげだと思いました。かかりつけの歯科医の先生、ありがとうございます

・手術は無事成功、午後には麻酔も切れて歩ける、とのことです。(現在に至る)


コメント

  1. MW より:

    firaさん
    奥様の手術の成功わたしも嬉しく拝見しました。
    大変だと思いますが奥様への愛をいつも感じ、同じ一男性として敬服しております。
    このまま快復されて、また楽しいご夫婦の平和な生活にお戻りになられることお祈りします。
    どうぞご自愛ください。
    MW

    • fira_ultramarin より:

      MWさん、コメントありがとうございます。いつも励みになっています。
      女性の場合、再発が多いようなのですが、本人が前向きなので救われてます。
      四月には退院できるかなと思ってます。